体のデトックス方法の一つとして「重曹水+クエン酸」が流行っていますが、実際にところどうなのでしょうか?

「重曹」自体は、掃除でよく使っている薬品ですが、人体に悪影響はないのでしょうか?

『ガンが治った』という驚きの体験談も耳にしますので、是非とも知っておきたいことです。

実際に調べて試してみたのででまとめてみました。

重曹水の危険

 

 

重曹は「炭酸水素ナトリウム」です。

元々は、『人間の体の中にある成分』なので、飲むことに関しては全く問題ありません。

 

ただ、炭酸水素ナトリウムというと、塩分が高いので「塩水」を飲んでいるような感じになります。

ですので、飲み過ぎは塩分の取り過ぎにより、むくんだり、喉が渇くという症状が起こることがあります。

その為、塩分の摂取制限をされている方は、くれぐれも飲み過ぎには注意が必要です!

高濃度

長い間、高濃度の重曹に触れていると、皮膚のタンパク質が分解されてしまい、肌荒れの要因となってしまいます。

お風呂での利用を考えている方は注意が必要です。

粘膜

重曹水が誤って目に入ってしまった場合は、速やかに流水で洗いましょう!

粒子が角膜を傷つけてしまいます。

また、高濃度だった場合は、角膜のタンパク質を溶かしてしまいます。

重曹水の作り方の危険とは【飲む用】

 

まず重曹水を沸騰させて飲むことは止めておきましょう!

 

量は定かではないですが、『口腔内・喉・食道の粘膜の感覚が一瞬で変わってしまい(粘膜から潤いが消え全てカラカラになるような感覚でした)
慌ててクエン酸水も大量に飲みましたが、その感覚がもどることもなく、病院に駆け込んだ』という事例が見つかりました!

 

重曹水は沸騰させることで、アルカリ性の度合いが高くなることが判明しました。

強力な油汚れなどの掃除ではとても有効ですね。

 

私自身、「沸騰したお湯と水」もしくは「水」と重曹を合わせて飲んだのですが、問題はありませんでした。

沸騰したお湯だけは試していませんが、重曹の量が重要になってくるようです。

重曹水を飲む量の危険とは

 

重曹水は、胃酸を中和してくれて「炭酸ガス」を発生させます。

そのガスが腸まで届いて、刺激することによって腸の働きが活発になり、便秘解消にも効果があるとされています。

ただ、腸が弱い方は、思わぬ下痢にみまわれた事例があります。

飲みすぎや個人の体質がありますので、飲む量には注意が必要です。

 

1日に小さじ1杯程度であれば、体質の敏感な方でも大丈夫なようです。

一般的には、1日に3gまでが目安になります。

1ℓの水に対して小さじ1杯くらいが目安です。

 

私は、始めは知らずに500mlの水に対して、おおよそ2gほどで飲んでいたのですが大丈夫でした。

ただ、それ以上飲むとなるとお腹の調子に違和感を感じたので、目安を守ることで継続しやすくなると思います。

まとめ

重曹は、知れば知るほど使い道が多い万能アイテムです。

 

使用量に気を付けるのは、重曹に限ったことではありません。

 

胃腸薬にも含まれていますし、二日酔い対策、虫歯やガンなどといった治療目的。

体のデトックスで疲労回復だけでなく美容目的にもなる。

油や皮脂、手垢などの掃除や強力な油汚れにも使えるので、もはや家庭には必須のアイテムと言えます。

 

重曹を使ってみた感想として、あまりにも多岐に渡って使えるので

「思ったよりも無くなるのが早い・・?」と思いました。

大きいサイズを一家に備えておくと良いなと思います。